定価:1,650円(税込)
編・著者名:安留 義孝[著]
発行日:2023年03月31日
判型・体裁・ページ数:四六・並製・180ページ
ISBNコード:978-4-322-14224-2
BNPLのすべてがわかる日本初の解説書
日本は後払い大国!?
■なぜペイパルはPaidyを買収したのか?
■アップル、PayPay、メルペイ…新規参入続々
■割販法改正が追い風に
コロナ禍以降、世界的に大きな盛り上がりを見せている後払い決済、BNPL(Buy Now, Pay Later)を徹底的に解説!
BNPLの仕組み、クレジットカードとの違い、与信審査の方法などのポイントをわかりやすくまとめるとともに、BNPLがはやる理由、注目されるビジネスチャンス、既存の金融業界の対応の選択肢等を提示。
日本・世界で先行するBNPL事例を紹介しながら、群雄割拠の様相を呈すBNPL業界のこれからを一望する。
第1章 BNPLとは
1 BNPLとは何か
BNPLは成長期そして変革期/コロナ禍で注目 ほか
2 BNPLの基本モデル
BNPL事業者はどう収益を得ているのか ほか
3 海外のBNPLの特徴
BNPLを導入する加盟店のメリット ほか
第2章 海外で先行するBNPL
1 多種多様なBNPL
2 欧米豪のBNPL
3 アジアのBNPL
4 日本発の海外のBNPL
5 旅行業界向けのBNPL
6 特化型のBNPL
7 クレジットカードブランドの対応
8 決済サービス事業者の対応
9 伝統的な銀行の対応
10 海外のBNPLの今後
第3章 日本は後払い大国
1 日本における「後払い」
日本市場のユニークさ ほか
2 クレジットカードの位置付けの変化
柔軟性に欠けるオンラインショッピング決済 ほか
第4章 日本流のBNPLとビジネスチャンス
1 日本でBNPLをはじめるには
BNPLで攻めるべき新たな「市場」 ほか
2 割販法適用外のBNPL
歴史ある「請求書払い」/新規参入が続々/悪用リスクと利便性のトレードオフ ほか
3 割販法適用のBNPL
大手参入の激震/ユニコーン企業の買収で号砲 ほか
第5章 日本におけるBNPLのこれから
1 群雄割拠の時代へ
BNPLは1兆円を超えるマーケット/小売業などの非金融事業者の参入/成長か淘汰か ほか
2 活性化する「BNPL」への期待
アフターコロナの経済再生のカギに ほか
〈事例(一部抜粋)〉
Klarna/Afterpay/Affirm/Zip/Kredivo/Fundiin/Shopee PayLater/HAKKI/Fly Now Pay Later/PayZen/Bumper/PayPal/Apple Pay/Amazon Pay/ネットプロテクションズ/Kyash/Pace/ファミペイ翌月払い/メルペイスマート払い/PayPayあと払い/Paidy/3PLATZ/セブン銀行後払いサービス
安留 義孝(やすとめ よしたか)
日本アイ・ビー・エム株式会社 IBMコンサルティング事業本部 金融サービス事業部 アソシエイトパートナー。
1992年、明治大学商学部卒。メガバンク系シンクタンクなどを経て現職。各種団体での講演、専門誌への寄稿を通じて、世界各国で自らが体験した消費者視点のDX(Digital Transformation)の情報を発信。